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国産畳の和らぎや 上田米穀店大阪営業所所長 中崎さん

ニッポン的なモノを作る、あるいは、ニッポンを守り表現する…そんな人たちと、和らぎや店主、前田の対談企画です。第5回は「今までにない新しいお米屋さん」をコンセプトに大阪でネットショップを運営する上田米穀店の中崎さんにお話を伺いました。

  今日の対談は、私が畳で、中崎さんがお米ということで…まずは、簡単にお仕事内容を聞かせてください。

私は「上田米穀店大阪営業所」っていうことで仕事をしているんですが、上田米穀店っていうのは京都にお店があって、大阪営業所ではネットショップを専業でやっています。ただ、米を売るだけではなくて、人と人をつなげる、農家と消費者をつなげるっていうのが自分の仕事だと思っていまして。農家の若い方を呼んでイベントをするとか、棚田米とかは一般にはあまり売られていないんですけど、それをプロデュースしていくっていう。今までにない新しい米屋をやっているって感じですね。

 
  もともと超有名企業に勤められてて、ずっと東京にいらっしゃったんですよね。そのあと、上田米穀店さんって京都でしょ? どういうつながりがあったんですか?
 
私が上田さんのお客さんで、上田さんのお米を食べていたんですよ。この上田さんっていう人が面白くて、ただのお米屋さんじゃなくってイベント的なこともお好きで、じゃあ二人でなんかイベントしましょうか、っていうことになって。東京の青山に上田米穀店のアンテナショップがあるんです、居酒屋みたいな。そこで私が提案したのが「米喰う会」。普通にお米を10種類くらいずらっと炊いて、それを食べ比べするイベントなんですが、1年くらい毎月1回やってて。そんなのがきっかけで、上田さんと親しくなって…米の仕事はなかなか面白くて奥が深いなあと思って、米の仕事に関わってみようかな、っていう感じだったんです。
 
  「米喰う会」ですか、おもしろいですね。
 
お米を食べてただただ楽しむっていう。そんな堅苦しいものではないんです。そこに、作った農家さんとかも呼んで、しゃべっていただいたり。
 
  そういう農家と消費者をつなぐ活動を、今もされているってことですよね。たしか滋賀県でしたか、3坪水田で、植える人を募集されてましたよね?
 
3坪貸し水田ですね。みなさんに田植え、草刈り、稲刈りとがんばってもらうわけです。なかでも草刈りがポイントでして、無農薬ですから…。普通こういうのは田植えと稲刈りだけなんですけど、その草刈りがどれだけたいへんかっていうのを実感してもらうために、特に草刈りに来てくださいと…ちゃんと来てくれないと、農薬撒くぞってね(笑)。
 
  イグサもそうなんですけど、農薬を入れると入れないとで全然違うんですよね。1列刈るだけでもほんとにたいへんですよね。
 
それが何百列もあるから、絶望的になる(笑)。無理やな・・・と。
 
  いいですね、そういうところからたいへんさをわかってもらうってのは。
 
そうですね。あと、特に子どもは無条件に反応するので、遊びながらもちょっと苦労して刈り取って…これがいつも食べてるご飯なのよ、って親が教える。労働と対価っていうのを実体験として教えられるんですよね。これだけ働いたらこれだけ食べられるっていう。マネーゲームじゃなくて、実体経済というか、これが労働と対価の基本ですよって。しかも子どもは結構ちゃんと理解するんですね。
国産畳の和らぎや ニッポンと話そう。棚田米について。 国産畳の和らぎや ニッポンと話そう。棚田米について。
  それがまた主食っていうのがいい。基本の基本っていう。ちなみに、どれくらいでごはん1杯分になるんですか?
 

3株です。もっと言うと、家族が1年間に食べる米を確保するには1反、300坪。家族で1反なら機械をいれなくても頑張ればなんとかなる。

  最近、無農薬や減農薬イコール(値段が)高いっていうことだけが独り歩きしてますよね。でも、その3坪貸し水田は、身をもって高い理由を消費者に体感してもらっている…
 

実は高くないってことなんですよね、たいへんさを知れば。

  お米は、例えば新潟、秋田のような土地にブランド力がありますよね。逆に産地のブランド力がないところは、ああしようこうしようと考えられているんでしょうか?
 
そうですね、いろいろ考えられているとは思いますが、私は、基本は人だと思います。この人の気持ちを買う、この人と共感する、応援する、っていうことだと。今までみたいにブランド作って、宣伝して…みたいなことをやっても仕方がない。なるべくいろんな田んぼにいって、いろんな人と知り合いになって、生産者と消費者の両方と話をしていけたら、いつか身になるんじゃないかと思っています。そうすれば今までとは違う意味でのブランドができるんじゃないかと。「地に足のついた」っていうのがキーワードですね。
 
  それで、中崎さんも全国を飛び回っている…
 

はい、まあ。それでも、ひとかたまりにして見せる工夫は必要なんですよ、みんなに知ってもらうためには…。最初に言いました「棚田米」。各地の棚田で作られたお米を集めて「棚田米」ですよと。まあ、結局はそれも人と人とのつながりなんですけどね。近畿にも棚田はいっぱいあるんですよ。ほんと。

 
  それでは、最後に中崎さんの目指すところを。
 

お米の生産者も高齢化してだんだん減ってきています。すごく少ないです。専業農家の数は1%くらいかな。68%は高齢者です。もう10年もしたら作る人いないよ、っていう状況です。後継者を増やすには、かっこいいなあって思ってもらわないといけないですよね。誰が見てもかっこいいようなプロデュースをしていきたいと思っています。なんだかんだ言って、経済面と、見た目も大切だと。

 
  ありがとうございました。
国産畳の和らぎや ニッポンと話そう。上田米穀店ネットショップのお米。 国産畳の和らぎや ニッポンと話そう。イベントにて、20代の若手農家たち
  ▲イベントにて、20代の若手農家たち
 
 
中崎さんのおまけの話。
米、僕は外食では食べられない。まずいとかいうより、キシキシするんです。残しちゃいます。うちは子どもがアトピーだったので、食べ物が原因だなと思って…それがきっかけです、米にこだわったのは…。自分で言うのもなんですが、ほんと、いい子が育ちますよ。落ち着いていて、キレないし。暴れたり、イライラがないんです。食べ物の影響ってものすごいなって思います。
 
 
▼中崎さんが店長をつとめる上田米穀店ネットショップはこちら。安全で美味しいお米がこちらで購入できます。▼
上田米穀店のブログはこちら
01: 西宮在住ONITETSUさん「一家に一鬼。」

02

和料理店ちょぼいち「粋なおもてなし。」
03: 100万人のキャンドルナイト in 東灘 実行委員代表ヒロさん  「ひと」と「ひと」がつながること。
04: 神戸・新開地まちづくりNPOのタウンマネージャー古田さん 「新開地。1500円2本立てとそば焼き。」
06: 趣味で木のおもちゃを作る「スーパーおじいちゃん」山尾公一さん。「なぜだろうと思うこと。」
07: 和遊庵 さ栄き 佐伯正明さん「ケと、用の美。」
08: 【前編】北九州市立大学准教授森田洋先生「畳と、子どもの集中力」
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09

カフェ神戸 神戸阪急店店長 元川千鶴さん「ニッポンの嗅覚。」

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お弁当はがまや 代表 大戸敏正さん「食のDNA。」

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蕎麦「玄」店主 島ア 宏之さん「粉となかよく。」

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倉敷いぐさ今吉商店 今吉正行さん「伝承のための革新。」

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浅井木工所 浅井 恵一さん「生命とつきあう。」

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陶芸教室「和さび」金森かずみさん「味の出どころ。」
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