ニッポン的なモノを作る、あるいは、ニッポンを守り表現する…そんな人たちと、和らぎや店主、前田の対談企画です。第5回は「今までにない新しいお米屋さん」をコンセプトに大阪でネットショップを運営する上田米穀店の中崎さんにお話を伺いました。
私は「上田米穀店大阪営業所」っていうことで仕事をしているんですが、上田米穀店っていうのは京都にお店があって、大阪営業所ではネットショップを専業でやっています。ただ、米を売るだけではなくて、人と人をつなげる、農家と消費者をつなげるっていうのが自分の仕事だと思っていまして。農家の若い方を呼んでイベントをするとか、棚田米とかは一般にはあまり売られていないんですけど、それをプロデュースしていくっていう。今までにない新しい米屋をやっているって感じですね。
3株です。もっと言うと、家族が1年間に食べる米を確保するには1反、300坪。家族で1反なら機械をいれなくても頑張ればなんとかなる。
実は高くないってことなんですよね、たいへんさを知れば。
はい、まあ。それでも、ひとかたまりにして見せる工夫は必要なんですよ、みんなに知ってもらうためには…。最初に言いました「棚田米」。各地の棚田で作られたお米を集めて「棚田米」ですよと。まあ、結局はそれも人と人とのつながりなんですけどね。近畿にも棚田はいっぱいあるんですよ。ほんと。
お米の生産者も高齢化してだんだん減ってきています。すごく少ないです。専業農家の数は1%くらいかな。68%は高齢者です。もう10年もしたら作る人いないよ、っていう状況です。後継者を増やすには、かっこいいなあって思ってもらわないといけないですよね。誰が見てもかっこいいようなプロデュースをしていきたいと思っています。なんだかんだ言って、経済面と、見た目も大切だと。
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